パートナーに浮気をされてしまった場合、離婚という選択を取る人もいるでしょう。しかし、浮気をせずに夫婦関係を再構築するという選択もあります。
夫婦関係の再構築はこれまでの生活を維持できるほか、さまざまなメリットがあります。しかし、再構築後も浮気の心配がつきまとうなどのデメリットも生じます。
この記事ではパートナーの浮気発覚後に夫婦関係を再構築するメリットとデメリット、方法について解説します。
浮気発覚後に夫婦関係を再構築する4つのメリット
浮気発覚後に夫婦関係を再構築することで次のようなメリットにつながります。
- 収入が変動することがない
- これまでの生活を維持できる
- 子供の心を安定させられる
- 世間体を保てる
夫婦関係を再構築することで、生計が変わらないため家計や生活が逼迫するリスクを軽減できるでしょう。
収入が変動することがない
パートナーの浮気が発覚しても夫婦関係を再構築すれば収入の変動を避けられます。
離婚をするとパートナーの収入がなくなるため、離婚前よりも収入が低くなりかねません。
相手の浮気が原因であれば慰謝料を得られますが、あくまでも一時的な収入です。離婚による慰謝料で生活をしていくのは難しいでしょう。
離婚の慰謝料は状況によって異なりますが、多くても約300万円が相場とされています。
総務省『家計調査』によれば、単身世帯の消費支出は月平均で約17万8,000円でした。(※1)
子供がおらず、300万円の慰謝料を受け取ったとしても、1年半ほどで使い切ってしまうかもしれません。
子供がいるとさらに支出は増えるため、慰謝料だけでは生活できません。
子供がいる場合養育費をもらうことができますが、額が十分ではない、支払いが滞るなどの問題が生じるケースもあるでしょう。
しかし、浮気が発覚しても夫婦関係を維持するのであれば、収入の心配はないでしょう。
(※1)総務省:家計調査
これまでの生活を維持できる
夫婦関係を再構築すればこれまでの生活の維持が可能です。例えば、離婚をしてしまうと引っ越しせざるを得ません。
引っ越しには費用と時間がかかるうえに、生活環境が一変します。遠くに引っ越さなかったとしても、役所や公共料金などの住所変更が必要です。
しかし、パートナーが浮気したとしても関係を再構築すれば、引っ越しの必要がないため、これまでの生活を維持できるでしょう。
子供の心を安定させられる
2人の間に子供がいるのであれば、離婚によって影響を与えかねません。例えば、離婚によって子供のストレスが高まってしまう可能性があります。
離婚が与える影響は子供の年齢によって異なります。就学年齢の子供であれば、離婚による引っ越しで転校が必要になり寂しさを感じてしまうかもしれません。
一方、浮気をされても離婚せず関係を再構築できれば、子供の心を安定させられるでしょう。
世間体を保てる
離婚をすると、家族や親戚、職場、友人などに報告する必要があるかもしれません。状況によっては離婚の理由まで伝えることになる可能性があります。
報告した相手のなかにはあらぬ噂を立てる人が出てくる恐れがあります。場合によっては引っ越しを迫られるかもしれません。
このような世間体を保つという点でも、離婚をせずに夫婦関係を再構築することが有効です。
浮気発覚後に夫婦関係を再構築する3つのデメリット
浮気発覚後に夫婦関係を再構築することはメリットだけではありません。次のようなデメリットがあることも把握しておきましょう。
- 浮気されるのではという不安がつきまとう
- 日常生活で浮気のショックを思い出す可能性がある
- 離婚したときのダメージが大きい
浮気されるのではという不安がつきまとう
パートナーの浮気発覚後に関係を再構築しても、また浮気されるのではないかという不安がつきまとう人もいます。
浮気をした相手がどれだけ反省していても、再度浮気するのではないかという気持ちが残ってしまうでしょう。
その結果、相手の帰宅が遅くなる、休日出勤するといった行動を疑いはじめてしまうかもしれません。
徐々に猜疑心が募っていってしまうと、心的負担が増加していってしまいます。
日常生活で浮気のショックを思い出す可能性がある
パートナーのことを疑わなくなっても、日常生活のふとした瞬間に浮気のショックを思い出す可能性があります。
例えば、ドラマや映画で浮気のシーンを目にする、芸能人の不倫の報道に触れるといったタイミングに、自分が浮気されたことのショックを思い出してしまうかもしれません。
浮気のショックだけでなく、相手を責めたい気持ちも再燃する可能性があります。しかし、相手を何度も責めてしまうと、離婚を切り出される恐れがあるので、注意が必要です。
離婚したときのダメージが大きい
夫婦関係を再構築したとしても、そのまま関係を継続できるとは限りません。
パートナーによる再度の浮気や、浮気された当時のことを蒸し返したことによる口論など、さまざまな理由によって離婚してしまう可能性があります。
夫婦関係を一度再構築したにも関わらず離婚してしまうと、再構築に費やした時間が無駄になってしまうでしょう。
そのため、すぐに離婚をしたときよりもダメージが大きくなりかねません。
夫婦関係を再構築する方法
夫婦関係を再構築するためには次のような方法を検討してみましょう。
- 気持ちを伝えあう
- スケジュールを共有する
- スキンシップを増やす
- 浮気や不倫の話題は控える
いずれも特別なタイミングではなく、普段の生活から意識しておくことで、夫婦関係の再構築につながります。
気持ちを伝えあう
パートナーの浮気が発覚したら、今後のことも含めてしっかりと気持ちを伝えるようにしましょう。しかし、発覚後すぐに伝えるとなると、感情的になりかねません。
そのため、冷静さを取り戻したタイミングで伝えることがポイントです。
なぜ浮気をしてしまったのか、浮気をされて辛いなど自分の気持ちを落ち着いて伝えれば、パートナーも誠実に対応してくれるでしょう。
気持ちを伝えあうことを一度で終わらせる必要はありません。一度ですべてを伝えようとすると互いに疲れがたまってしまい、関係の再構築に後ろ向きになる可能性があります。
そのため、一度にすべてを伝えるのではなく、何度も時間をかけることが大切です。
スケジュールを共有する
夫婦関係を再構築するためにはスケジュールの共有も大切です。
関係の再構築をスタートさせたばかりでは、パートナーの行動に不安を覚えるかもしれません。
例えば休日出勤が急に発生すると、再び浮気をしているのではないかと不安になるでしょう。
そのため、事前に夫婦のスケジュールを共有しておきましょう。パートナーの行動を把握できるため、相手の浮気について不安になるケースが少なくなるでしょう。
スキンシップを増やす
夫婦関係を再構築するのであれば、スキンシップを増やすことも大切です。
なかには浮気をしたパートナーとスキンシップを図るのは抵抗があるという人もいるでしょう。しかし、スキンシップをとらないでいると夫婦関係の再構築につながりません。
パートナーとのスキンシップに抵抗があるという人は一緒に食事をするといったように、簡単なコミュニケーションから進めていきましょう。
簡単なコミュニケーションを重ねるうちにスキンシップが増えていきます。
浮気や不倫の話題は控える
夫婦関係を再構築するためには浮気や不倫の話題は控えましょう。浮気や不倫の話題が出てしまうと、どうしても浮気されたときの気持ちを思い出してしまいます。
自分たちが浮気や不倫の話題を避けていたとしても、テレビドラマや映画で浮気や不倫のシーンを目にしてしまうかもしれません。
夫婦関係を再構築するまでは、なるべく浮気や不倫がテーマになるようなテレビドラマ、映画を避けましょう。
浮気相手と距離をとってもらうことも大切
パートナーが浮気をした場合、気持ちを伝えあう、スケジュールを共有する、スキンシップを増やすなどの方法で夫婦関係を再構築していきましょう。
しかし、夫婦関係の再構築は夫婦2人の努力だけでは足りません。パートナーに浮気相手と距離をとってもらうことも大切です。
パートナーに浮気相手と距離をとってもらうには不倫誓約書を書いてもらいましょう。一般的に不倫誓約書には次のような内容が記載されています。
- パートナーが認めた不倫の事実や内容
- 不倫関係を解消する旨
- 浮気相手と二度と会わない旨
- 誓約を破った際の違約金
不倫誓約書を書いてもらう際は、あまり過度な要求を突きつけないようにしましょう。
過度な要求を設定してしまうと、パートナーが反発して誓約書を書かないだけでなく、離婚を切り出されてしまう可能性があります。
なお、不倫誓約書はパートナーに書いてもらうだけではありません。パートナーの浮気相手に書いてもらうことも可能です。
しかし、不倫相手に不倫誓約書を書いてもらうには、相手の連絡先を把握しておく必要があります。
浮気相手の素性は探偵に調査依頼
浮気相手に不倫誓約書を書いてほしい、浮気相手と直接話がしたいといった場合、相手の素性を把握しなければなりません。
パートナーによっては浮気相手に配慮して、情報を教えてくれないかもしれません。
このように浮気相手の素性が分からないのであれば、探偵に調査を依頼しましょう。探偵に浮気相手の調査を依頼することで次のようなメリットが期待できます。
- 万が一離婚するときの証拠も集められる
- リスクを抑えて浮気調査が可能
浮気相手の素性は、相手に慰謝料を請求する際にも役立つ情報です。
万が一離婚するときの証拠も集められる
探偵にパートナーの浮気相手を調査をしてもらうことは、万が一離婚する際の証拠集めにもつながります。
夫婦関係を再構築したとしても、パートナーが再度浮気してしまうかもしれません。
再度浮気をしなくても関係がギクシャクしてしまい、離婚してしまう可能性もあるでしょう。
このように浮気が原因で離婚をする場合は、不貞行為を裏付ける証拠が必要です。
不貞行為を裏付ける証拠は個人でも集めることは可能です。
しかし、不貞行為を裏付けるには次のような具体的な証拠を集める必要があり、個人では時間がかかってしまうでしょう。
- 性交渉している写真や動画
- ホテルに入退室する写真や動画
- 性交渉を思わせるメッセージ
例えば、パートナーが浮気相手と遠方で会っているのであれば、証拠を集めに行くのは困難です。しかし、探偵であれば全国を範囲に浮気調査を進めてくれます。
浮気調査にあたるのは一人ではありません。複数の調査員が調査にあたるため、個人よりも効率的に調査を進められるというのも、探偵に調査委依頼するメリットです。
リスクを抑えて浮気調査が可能
浮気相手について調査するにはさまざまな法的リスクを回避する必要があります。
例えば、浮気相手の自宅や職場周辺をつきまとうといった行為はストーカー規制法に抵触しかねません。
浮気相手の職場や自宅の敷地内に侵入する行為は不法侵入にあたる可能性があります。
他にも、浮気相手の職場に何度も電話をかける、職場を訪問するといった行為は、相手の職場の業務を妨害しかねないため、業務妨害を問われるかもしれません。
このように、浮気相手について調査するには、いくつもの法的リスクを抑える必要があります。
探偵は浮気調査にかかわる法律を把握しています。そのため、浮気調査による法的リスクを回避して調査を進めてくれます。
浮気後の夫婦関係再構築が失敗したら探偵に調査を依頼
パートナーが浮気をしたとしても、夫婦関係を再構築することで収入が変動することなく、これまでの生活を維持できるなどのメリットがあります。
一方で、パートナーのちょっとした行動を疑ってしまう、浮気のショックを思い出してしまうなどのデメリットもあります。
夫婦関係を再構築するのであれば、気持ちを伝えあう、スキンシップを増やすことが大切です。あわせて浮気相手との関係を断ってもらうことも欠かせません。
浮気相手については探偵に調査を依頼しましょう。
アイヴィ・サービスはこれまで数多くの浮気調査を行っています。
パートナーと夫婦関係を再構築したい、再び浮気されたときのために証拠を集めたいという方はぜひご相談ください。