スマートフォンが普及したことでさまざまなアプリがリリースされています。なかには、男性と女性が出会うきっかけになるマッチングアプリもあります。
マッチングアプリというと独身の男女が利用するのが一般的です。しかし、既婚者のなかにはマッチングアプリによって浮気をする人もいます。
この記事では、マッチングアプリの浮気をチェックする方法や浮気してしまう方法、慰謝料請求のポイントなどを解説します。
マッチングアプリの浮気をチェックする方法
マッチングアプリでの浮気をチェックするには次のような方法を試してみましょう。
- スマートフォンのアプリを確認
- アプリやLINEのメッセージを確認
- 複数台スマートフォンを持っていないかを確認
パートナーの浮気をチェックする際は、相手のプライバシーに配慮することが大切です。
スマートフォンのアプリを確認
スマートフォンのホーム画面に、マッチングアプリが表示されていないか確認してみましょう。アプリ名の表示は見づらいため、アイコンで判断するのがおすすめです。
マッチングアプリがどのようなアイコンで表示されるのかは、ダウンロード画面から確認可能です。
そのため、パートナーのスマートフォンのホーム画面をチェックする前に、マッチングアプリのアイコン表示をチェックしておきましょう。
なお、設定によってはホーム画面にアプリが表示されていないケースもあります。
アプリやLINEのメッセージを確認
パートナーがマッチングアプリを使用している場合、アプリやLINEで浮気相手にメッセージを送っている可能性があります。
アプリやLINEに浮気相手へのメッセージがないかを確認してみましょう。
アプリやLINEのメッセージを確認する場合、浮気相手との肉体関係が分かる具体的なメッセージがあるかがポイントです。具体的なメッセージがない場合、浮気の証拠としては弱くなってしまいます。
数台のスマートフォンを使い分けていることも
パートナーがマッチングアプリを使っているかどうかを確認しても、見つからない可能性は十分考えられます。
例えば、アプリではなくブラウザでマッチングサービスを利用しているのであれば、スマートフォンのホーム画面からは判断できません。
また、スマートフォンを一台ではなく数台持っている可能性もあります。数台のスマートフォンを持っているかどうかを確認するには、バッグや車のグローブボックスなどを探してみましょう。
マッチングアプリで浮気をする人の心理
マッチングアプリで浮気をしてしまう人の心理として以下が挙げられます。
- ストレスを解消したい
- 今の生活に満足していない
- 他の異性と恋愛がしたい
ストレスを感じる原因は仕事だけではありません。夫婦関係においてストレスを感じてマッチングアプリを利用する人もいるでしょう。
また、他の異性と恋愛をしたいという恋愛体質の人もマッチングアプリで浮気をしてしまう傾向にあります。
ストレスを解消したい
仕事や夫婦関係において、ストレスを感じたことでマッチングアプリを利用する可能性があります。
ストレスを解消したい、癒されたいといった理由で、マッチングアプリを介して異性と関係を持とうとしてしまいます。
特に家庭でパートナーに癒しを感じていないという人は、別の異性と関係を持ってしまうかもしれません。
今の生活に満足していない
仕事や夫婦関係など、今の生活に満足していない人もマッチングアプリで浮気相手を探してしまうでしょう。
例えば、パートナーが拒むためセックスレスになっている、コミュニケーションやスキンシップが減ってきているといった場合、夫婦生活に満足していない可能性が高いです。
今の生活に満足していないことが原因で、マッチングアプリを介して浮気相手を見つけて別の満足を得ようとしてしまいます。
他の異性と恋愛がしたい
マッチングアプリで浮気をしてしまう理由として、常に恋愛をしていたいという心理状態が挙げられます。
既婚者であっても常に恋愛をしていたい恋愛体質の人がいます。恋愛体質の人からすると、長く一緒にいるパートナーに対して、恋愛感情を抱けなくなっているかもしれません。
このように、ほかの異性と恋愛がしていたいと考える人も、マッチングアプリで浮気をしてしまう可能性があります。
マッチングアプリの浮気で慰謝料を請求するポイント
マッチングアプリを介した浮気で慰謝料を請求するには、次のようなポイントを確認しておきましょう。
- 不貞行為の回数
- 既婚者と知っていたかどうか
- 浮気相手の情報
マッチングアプリを通じた浮気は、他の浮気よりも慰謝料を請求するのが難しいといわれています。
マッチングアプリでの慰謝料請求は上記のようなポイントを押さえておきましょう。
不貞行為の回数
浮気で慰謝料請求するには不貞行為の回数が関係します。不貞行為の回数がたった1回であっても慰謝料請求の対象にはなりますが、場合によっては請求できない可能性があります。
マッチングアプリでの浮気では、不貞行為が1回のケースも少なくありません。例えば、その1回の不貞の相手が「既婚者だと知らなかった」と言い張れば、慰謝料を請求することは難しいでしょう。
また、慰謝料が請求できたとしても反復・継続性がないと判断され、減額される可能性が高いでしょう。そのため、相場よりも低くなるのが一般的です。
既婚者と知っていたかどうか
浮気相手がパートナーを既婚者と知っていたかどうかも、浮気の慰謝料請求では大切な要素です。既婚者として知っていたのであれば、浮気相手にも慰謝料を請求できるでしょう。
しかし、パートナーが指輪を外していたといったように、既婚であることを隠していた場合、浮気相手は既婚者であることに気付かないでしょう。浮気相手がパートナーを既婚者であると知らなかったのであれば、浮気相手に慰謝料請求は難しくなってしまいます。
マッチングアプリは既婚者であることを隠している可能性がある
マッチングアプリを介して浮気をしている場合、パートナーは既婚者であることを隠している可能性が高いでしょう。
その理由はマッチングアプリの規約にあります。一般的に多くのマッチングアプリは、未婚であることを利用の規約として定めています。そのため、登録の段階で既婚者であることを隠しているケースがあります。
なかには、既婚者であっても利用できるマッチングアプリもあります。そのようなマッチングアプリであれば、パートナーが自身のプロフィールを偽っている可能性は低いでしょう。
そのため、既婚者向けマッチングアプリで知り合った浮気相手であれば、パートナーが既婚であることを知っている可能性が高まります。
浮気相手の情報
浮気相手に慰謝料を請求するには、浮気相手の氏名や住所が必要です。例えば浮気相手に慰謝料請求の内容証明郵便を送るにしても、住所がなければ送付できません。
マッチングアプリの場合、本名ではなく偽名を使用するケースが多くあります。そのため、氏名はもちろん住所も把握できない可能性があるでしょう。
パートナーに浮気相手について尋ねたとしても相手をかばうために、本名や住所などを教えてくれない可能性もあります。
マッチングアプリの浮気は証拠集めが大切
マッチングアプリでの浮気を証明するためには証拠を集めましょう。浮気の証拠として機能するのは以下のとおりです。
- 不貞行為がわかる写真・動画
- 浮気相手とのメッセージ
- レシートやカードの明細
浮気の証拠が集まらないと浮気を証明できないため、慰謝料を請求できない可能性があります。
不貞行為がわかる写真・動画
マッチングアプリを介しての浮気を証明するのであれば、不貞行為がわかる写真や動画を探してみましょう。
例えば性行為前後の写真や動画が挙げられます。しかし、性行為が分かる写真や動画を入手するのは難しいでしょう。
性行為前後の写真や動画を集めるのが難しいのであれば、パートナーが浮気相手とホテルに入室している写真も証拠として機能します。
浮気相手とのメッセージ
浮気相手とパートナーとのメッセージのやり取りも、浮気の証拠として機能する可能性があります。例えば性行為を思わせるメッセージがあれば、浮気を証明可能です。
また、浮気相手と旅行に行ったことが分かるようなメッセージを見つけられれば、浮気の証拠として機能するでしょう。
レシートやカードの明細
レシートやカードの明細も浮気の証拠になり得ます。例えば浮気相手と行ったラブホテルのカード明細があれば、浮気の証拠として活用できる可能性があります。他にも浮気相手と一緒に行った旅行先でのレシート、カード明細も浮気の証拠になるでしょう。
注意すべきなのがレシートやカードの明細は単独では浮気の証拠になりづらいという点です。
レシートやカードの明細を浮気の証拠として機能させるには、浮気相手とのメッセージのようにほかの証拠と合わせることが大切です。
マッチングアプリで浮気の証拠集めをする際の注意点
マッチングアプリで浮気の証拠集めをする際は次のような点に注意しましょう。
- 無断でスマートフォンなどにログインしない
- 浮気相手には直接会わないようにする
特にスマートフォンへの無断でのログインは法律に抵触しかねないため、細心の注意が必要です。
無断でスマートフォンなどにログインしない
マッチングアプリの浮気をチェックするうえで注意しておくべきなのが、パートナーに無断で相手のスマートフォンにログインしないという点です。
無断でパートナーのスマートフォンにログインしてしまうと、プライバシーの侵害に問われかねません。
また、IDやパスワードが設定されているにも関わらず、勝手に解除することは不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)に違反しかねません。(※1)
(※1)総務省:不正アクセス行為の禁止等に関する法律https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/basic/basic_legal_09.html
調査方法によってはパートナーのプライバシーを侵害しかねない
パートナーのプライバシーを侵害するのは、スマートフォンに勝手にログインするだけではありません。パートナーの私物を勝手に見ることもプライバシーの侵害にあたる可能性があります。
例えば、パートナーが使っている机の引き出しを勝手に開けて、中を探るといった調査方法もプライバシーの侵害に問われる可能性があるでしょう。
浮気相手には直接会わないようにする
パートナーがマッチングアプリで浮気している場合、浮気相手には直接会わないようにしましょう。
たとえパートナーと会わないで欲しいと一言伝えるだけであっても、いざ直接会ってしまうと感情的になる可能性があります。感情的になってしまうとトラブルに発展しかねません。
また、浮気相手に直接会ったとしても、相手が浮気を認めるとは限りません。
場合によっては浮気相手が名誉棄損と言ってくる可能性があります。不要なトラブルを避けるためにも、浮気相手には直接会わないようにしましょう。
浮気相手の行動を追うのも避ける
浮気相手へは直接会わないだけでなく、行動を追うのも避ける必要があります。例えば、浮気相手の住所を調べるために尾行するとストーカー規制法に抵触するかもしれません。ストーカー規制法に違反すると、最長2年以下の懲役もしくは最大200万円以下の罰金が科せられてしまいます。(※2)
また、浮気相手の職場を調べあげて電話する、訪問するといった行為も避けましょう。浮気相手の職場への連絡や訪問は次のようなリスクをはらんでいます。
- 浮気相手の職場を勝手に訪ねる:プライバシーの侵害や名誉毀損、建造物侵入
- 浮気相手の職場に執拗に電話する:業務妨害や名誉棄損、プライバシーの侵害
(※2)警視庁:ストーカー規制法
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/dv/kiseho.html
パートナーがマッチングアプリを利用していたら浮気調査を検討
パートナーがマッチングアプリを利用しているかどうかは、スマートフォンのホーム画面からアプリを確認する、アプリやLINEのメッセージを確認するといった方法で把握可能です。
マッチングアプリで浮気をしてしまう人の心理として、ストレスを解消したい、今の生活に満足していないといったことが挙げられます。
パートナーがマッチングアプリで浮気をしているのであれば、早めに浮気調査を検討しましょう。アイヴィ・サービスはさまざまな浮気調査に対応しています。
マッチングアプリで浮気しているが浮気相手の素性が分からない、マッチングアプリで知り会った浮気相手に慰謝料を請求したいといった場合は、アイヴィ・サービスにご相談ください。