「パートナーの行動が最近怪しい」
「今までなかったのに、急な休日出勤や残業が増えた」
「そっけない態度をとられるようになった」
パートナーに浮気が疑わしい行動があると、どうにかして浮気の事実を確認したくなりますよね。
浮気の証拠は自分で集めるか、探偵に浮気調査を依頼するかの二択です。
そこでこの記事では、探偵に浮気調査を依頼する場合の流れや、浮気調査の内容。そして、探偵に依頼するメリット・デメリットについて解説します。
探偵事務所に依頼して浮気調査を行いたいと検討している方はぜひ参考にしてください。
探偵事務所に浮気調査を依頼する前に
まずは、探偵事務所に浮気調査を依頼する前に、確認しておきたいことや準備するものを解説します。
それは、怒りや憎しみに身を任せた状態や不安な気持ちのまま相談しないこと。なぜなら決定的な証拠をおさえるためには、冷静に行動することが大切だからです。
感情に身を任せて行動すると、パートナーに浮気調査がバレてしまう可能性もあるため、注意しましょう。
浮気調査を依頼する目的をハッキリさせる
探偵に浮気調査を依頼すれば、高確率で浮気の有無を確認できます。
しかし、浮気をしたことが判明すれば、再構築をするにしても、今までの2人の関係ではいられなくなります。事実を知れば、あなた自身は深く傷つきますし、パートナーも事実を突きつけられた際、どう反応するかは未知数です。
生半可な気持ちで浮気調査をするのはおすすめできません。
浮気調査をするのであれば、浮気の証拠を掴んでどうしたいのか、目的を明確にしましょう。
たとえば
- 恋人同士であれば別れるのか、許すのか
- 夫婦であれば「離婚する」のか、「再構築する」のか
- 浮気相手・不倫相手にはどのように制裁をするのか
など、その後の展開についても頭に入れておく必要があります。
事前情報は多めに用意する
探偵に浮気調査を依頼する前に、自分で事前情報を集めておくと、探偵も調査がしやすくなり成功率が上がります。
たとえば、浮気しているかどうかまだわからない状況で依頼する場合は以下のような情報があると便利です。
- 職場の住所、始業・就業時間、通勤手段・ルート
- 交友関係、よく飲みに行く同僚の名前
- 休みの日の行動パターン、趣味
また、浮気していることはすでにわかっているが裁判のための決定的な証拠が欲しい場合もあるかと思います。
その場合は、できるだけ調査日を絞り込みましょう。浮気相手とパートナーが密会しそうなタイミングの目途がつくと浮気調査の成功率も上がります。
情報が多ければ多いほど証拠を掴めるまでの時間が短縮され、費用も少なくて済みます。可能な限り準備をしておきましょう。
慰謝料請求や裁判で正式な浮気の証拠になるものとは?
裁判をしたり、慰謝料を請求したりするのが目的の場合は、法的に有効な証拠が必要です。
メールやLINEの場合、日常的な会話や「会いたい」「好き」などの内容だけだと、浮気の証拠とは見なされません。
スクリーンショットを撮って問い詰めても、「仲の良い女友達で冗談を言い合ってるだけ」と言われてしまえば、それ以上追及のしようがありません。
一度、パートナーに警戒を強められてしまうと、証拠を掴むことが難しくなる可能性もあるのです。
浮気の証拠として有利になるのは、以下のものがあります。
- ラブホテルや浮気相手の自宅に出入りしている写真・映像、カーナビ履歴
- 顔や声で本人だと認識できる性行為中の写真・映像
- 浮気の事実を認めて自白している録音・映像
- ラブホテルの領収書・カードの利用明細
パートナーが浮気相手の自宅へ行ったカーナビの履歴は、頻度や滞在時間によっては有効な証拠になります。
しかし、浮気相手の自宅へ行った履歴が一度きりの場合は、「時間が遅くなったから、送ってあげただけ」と言い逃れされてしまう可能性もあります。
また、写真や映像に共通する条件として、声や顔で本人だとはっきり認識ができるものである必要があります。たとえ性行為中の映像であっても、声や顔が入っていないものだと「俺じゃない」「ネットで拾った映像」などと言い逃れできてしまうためです。
このように、単体では有効性が低いものであっても、さまざまな証拠があり関連性が認められれば、裁判で有利になる場合もあります。小さな証拠でも見逃さずに集めましょう。
探偵による浮気調査の流れ
実際に探偵に浮気調査の依頼をする場合は、以下のような流れで進みます。
- 面談、見積もり
- 契約、事前準備
- 調査
- 中間報告
- 調査報告書の作成
それぞれ詳しく解説します。
面談、見積もり
電話やメールでの問い合わせは、無料でできる探偵事務所が多いです。
やりとりをしている中で、親身になって話を聞いてくれて信頼できそうなところが見つかったら、面談の予約を取りましょう。
面談では直接、経験豊富なスタッフに相談ができます。客観的に見て、浮気をしていそうかどうか、証拠をしっかりとるために調査はどのくらいの費用がかかるのか、などを確認できます。
もちろんこの段階で調査が必要なさそう、浮気の可能性が低そうだという結論に至る可能性もあるでしょう。
浮気の悩みは、なかなか人には相談できませんよね。簡単なカウンセリングを受けるつもりで、まずは相談してみることがおすすめです。
何社か見積もりを出してもらい、調査内容や実績・料金を比較しましょう。
契約・事前準備
見積もりを出してもらったら、条件を確認して契約します。
この際、あとから料金の上乗せやオプションで不要なものを追加契約させられないかも必ず確認しましょう。
調査前に必要な情報を提供し、尾行ルートや浮気しそうなタイミングなどの確認をしたら、調査開始です。
調査
調査終了までには中間報告や、作戦を変更するために相談の連絡が来ることがあります。なるべく調査に協力できるよう、調査期間中は探偵の指示に従ってください。
代表的な調査方法として、以下の3つが挙げられます。
1.聞き込み調査
ドラマや映画などで探偵が聞き込み調査をしている場面がありますよね。実際の浮気調査の場合は本人に知られることを防ぐため、聞き込みは対象人物から遠い範囲で行われます。
たとえば、
- 会社の取引先の人物を装い、出張や休日出勤が実際にあるのか確かめる
- 駅や飲食店などで目撃情報を集める
など、アリバイを確かめる目的で行われることが多いです。
「今週末は出張で○○に一泊する」などの証言が嘘だとわかれば、当日は張り込みや尾行調査に切り替えることができます。確実な証拠は掴めませんが、調査の計画を立てるときなどにも聞き込み調査は有効です。
2.尾行調査
行動パターンや浮気相手を特定するために、一番多く使われる方法が尾行調査です。徒歩や車であとをつけ、必要な場合は撮影もします。
「尾行なら自分でもできそう」と思ってしまいますが、少しでも印象に残る服装や車だと不審な目で見られ、尾行がバレるきっかけになります。また、目を合わせないようにしたり、車を使う場合は車両を変えたりする必要があるため、素人には難しいです。
ストーカー禁止法で罰せられる可能性もあるため、自分で尾行することはリスクが大きいでしょう。
3.張り込み調査
張り込み調査は、決定的な証拠となり得る「パートナーと浮気相手が一緒にラブホテルに入る写真」や「浮気相手の自宅にパートナーが入る写真」を撮るために行われることが多いです。
ある程度調査が進み、浮気相手の自宅やよく利用するラブホテルを特定することができたら証拠集めの段階に入ります。
尾行調査の場合と同じく、夜間でもフラッシュを使用せずに鮮明な写真を撮る技術や、不審に思われないような位置取りが重要です。
浮気調査で有利となる調査報告書とは?
調査後は以下の項目をチェックします。
- 法的に有効な証拠がおさえられたか
- 追加調査は必要か
問題がなければ調査報告書が作成・交付され、調査終了です。
探偵に浮気調査を依頼するメリット
探偵に浮気調査を依頼するメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- 裁判に有利な形で浮気の証拠がつかめる
- 浮気を疑っていることがパートナーにバレにくい
- 浮気相手のことも調べられる
- 経験豊富な第三者からの適切な助言を得られる
それぞれ詳しく解説します。
ここにも4つを一回要約して、それぞれ解説します。って感じにする。
1.裁判に有利な形で浮気の証拠がつかめる
証拠とは、浮気をしていることが第三者から見てもわかるものでなければなりません。
法律では不貞行為=肉体関係があったかどうかを指します。
そのため、親密なメッセージや長時間の通話記録、デート写真だけでは不貞行為とは認められず、慰謝料を請求できない可能性が高いです。
経験豊富なプロの探偵なら「どのような写真が証拠になるか」を熟知しているため、探偵に依頼することが最適といえます。
2.浮気を疑っていることがパートナーにバレにくい
自分で証拠を集める際は、パートナーの就寝中やお風呂に入っている間にスマホやPCを覗くことが多いでしょう。
しかし、万が一スマホやPCを覗いていたことがバレてしまうと、パスワードを変更され、証拠になりそうなデータを削除される可能性があります。そのあともパートナーから警戒され、証拠が出てこないよう工夫されてしまうこともあります。
探偵に浮気調査を頼めば、あなたは普段通りの生活を送れます。
怪しい行動からパートナーに疑われることも、寝不足になりながらパートナーのスマホを見る必要もありません。
3.浮気相手のことも調べられる
浮気調査では、浮気相手の身元も調べることができます。
自力で浮気相手を調べるとなると、LINEや電話帳の名前からSNSを検索して、顔写真を確認することはできるかもしれません。しかし、内容証明の送付や慰謝料を請求するために必要な本名・住所・会社名などを、ネットの情報から拾うことは困難です。
浮気調査後の行動を考慮しても、探偵に依頼する方がスムーズに進むでしょう。
4.経験豊富な第三者からの適切な助言を得られる
調査の報告を受けて改めて浮気の事実が判明したとき、次にパートナーとの関係をどうしていくかの選択を迫られることになります。
探偵は様々なケースを担当しており、専門知識もあるため客観的な立場から冷静な助言が可能です。法的措置に移る際の弁護士、関係修復のための夫婦関係改善のカウンセラーなどの専門家を紹介することもできるため、あなたにとって頼もしい存在となるはずです。
探偵に浮気調査を依頼するデメリット
探偵に浮気調査を依頼することで法的に有効な証拠が集められる点は非常に大きいメリットです。その反面で、考えられるデメリットは以下の3つです。
- お金がかかる
- 決定的な証拠が出た場合の精神的負担が大きい
- 調査に失敗する可能性もある
デメリットがあることも踏まえて、依頼するかどうかを判断する必要があります。それぞれ詳しく解説します。
1.お金がかかる
当然ですが、浮気調査を依頼するには料金が発生します。
依頼が数時間~1日であれば数万円で調査可能ですが、1回のみの証拠で浮気と認められる可能性は低いです。
裁判で有利な証拠を得るためには最低でも数日間、長いと1か月ほど要することもあります。費用は数十万円〜百万円かかり、決して安くはない金額です。
最終的に裁判をするのであれば弁護士費用もかかるため、しっかり慰謝料を取れるのかどうかも判断基準に入れて吟味する必要があります。
しかし、証拠が有力であればあるほど慰謝料が取れる可能性も上がってくるほか、探偵費用を浮気相手やパートナーに請求することも可能です。
とはいえ、探偵に依頼しても浮気していなかったというパターンもあります。浮気しているかわからない段階での浮気調査は、よほど資金に余裕がある方以外はおすすめできません。
2.決定的な証拠が出た場合の精神的負担が大きい
探偵に依頼すると相手の顔やデート中の楽しそうなパートナーの姿が写真や映像で証拠として残ります。そして、調査報告書には日時や行動記録が詳しく記載されています。
「この日は残業って言ってたのに」
「自分が体調悪い日に浮気相手とデートしていたのか」
このように、過去のアリバイと照らし合わせたり、改めて視覚的に情報が入ってきたりすることで予想以上にショックを受ける可能性があります。
浮気の証拠を集めるということは、それだけ精神的負担が大きいです。
事実を知った以上は、次の行動をおこさなければ自分が苦しむだけです。覚悟しておきましょう。
3.探偵が調査に失敗する可能性もある
探偵事務所に調査を依頼する時点で、パートナーが限りなくクロに近い行動をしている場合が多いでしょう。
あなたからしても怪しい行動が見て取れる状態でプロの探偵が調査を行えば、一切証拠がつかめないという結末は考えにくいです。
しかし、100%成功するとは限らないということも頭に入れておく必要があります。
成功率を上げるために、以下のように詳しく事前情報を共有します。
- パートナーがよく利用するコンビニや飲食店
- 通勤ルートの複数のパターン
- 毎週○曜日はノー残業デー
些細な情報がカギとなることもあります。
探偵に任せきりになるのではなく、できる限りの協力をする姿勢も大切です。
自分で浮気調査をする方法
探偵に依頼すれば、浮気の証拠を掴める可能性が高いです。とはいえ、気軽に依頼できる金額ではありませんよね。
その場合、自分でも浮気調査をすることは可能です。
ただし、パートナーの持ち物にGPSを忍ばせたり、盗聴器を仕掛けたりするのは犯罪となる可能性もあります。
自力で法的に有効な証拠を集めることは困難です。
その中でも、一般人が証拠を集められる方法を以下でご紹介します。
裁判を起こさずに、再構築していきたい場合におすすめですよ。
また、事前に情報を集めておくことは、探偵に依頼する際の手助けにもなります。
1.SNSやスマホをチェックする
メールやLINE、SNSやマッチングアプリでのメッセージや、通話履歴を確認することで、連絡頻度の高い親密な相手を確認できます。
地図アプリには、最近訪れたり検索したりした場所が表示されるため、相手の家やホテルで浮気した証拠のひとつとして活用できます。また、交通系電子マネーの履歴には乗降した駅も残るため、通勤ルート外の駅やバスを利用していることも浮気の判断材料になるでしょう。
2.レシートやカードの明細をチェックする
レシートやカードの明細には利用日時と店名が記載されるため、重要な行動記録の一つとして活用できます。
怪しい動きがあったら、財布の中だけでなくカバンや上着のポケット、ごみ箱の中なども探してみましょう。
また、身に覚えのないブランド品や女性ものの雑貨店などのレシートも、浮気相手にプレゼントを買っている可能性があります。
3.知人に話を聞く
共通の知人がいれば、自然な話題からそれとなく情報収集することも可能です。
たとえば、パートナーから「連休は友人AらとBBQする」という話をされていたにもかかわらず、友人Aが「連休は家族で旅行していた」と証言していたら、パートナーのウソが証明できます。
会社の同僚が遊び仲間で、一緒に合コンへ参加したり、浮気を知っているというパターンもあります。
パートナーの交友関係には目を光らせておいた方がいいでしょう。
まとめ
探偵に依頼すれば裁判で有利に働く証拠がおさえられたり、相手の身元まで判明します。
決して安い金額ではありませんが、費用対効果は高いと言えるでしょう。
また、ストーカー禁止法や不法侵入などの罪に問われるリスクも回避できます。
感情に任せて闇雲に行動するのではなく、冷静に考え最善の結果を得られるよう、プロの探偵に依頼することをおすすめします。
周囲の目を考えると、「浮気されているかもしれない」と気軽に相談できる相手も少ないでしょう。まずは「誰かに話を聞いてもらおう」という感覚で、探偵に無料相談の問い合わせをしてみましょう!