サレ夫とは？なりやすい男性の特徴やセルフチェックリストを紹介

「サレ夫」とは、妻に不倫された夫を指す俗語で、精神的苦痛を抱える男性を意味します。妻に不倫をされた夫は精神的に強いストレスを感じてしまうでしょう。しかし、感情に任せて行動するのではなく適切に対処することが大切です。

この記事ではサレ夫の概要やなりやすい男性の特徴、対処法などを解説します。

サレ夫の基本的な意味

「サレ夫」という言葉は、近年インターネットを中心に使われるようになった俗語で、妻に不倫された夫を指します。既婚男性が配偶者である妻から裏切られ、精神的な苦痛を味わう状況を端的に表現した言葉として広まりました。

「サレ夫」という言葉には、単に「不倫された夫」という意味だけでなく、多くの場合、その夫が妻の不倫に気づいていない、あるいは気づかないふりをしている、といったニュアンスが含まれることもあります。これは、妻の不倫によって夫が精神的に追い詰められ、自尊心を深く傷つけられている状態を示唆しています。

「サレ妻」「シタ夫」「シタ妻」との関連

「サレ夫」という言葉を理解するためには、関連する他の俗語についても知ることが役立ちます。具体的には、「サレ妻」「シタ夫」「シタ妻」といった言葉が挙げられます。

まず、「サレ妻」は、その名の通り夫に不倫された妻を指します。「サレ夫」と対になる言葉であり、配偶者の不倫によって精神的苦痛を経験する立場という点で共通しています。

次に、「シタ夫」は不倫をした夫を指し、「シタ妻」は不倫をした妻を指します。これらの言葉は、不倫行為を行った側の配偶者を表現する際に用いられます。

これらの言葉は、それぞれ異なる立場を示しており、不倫という複雑な人間関係の中で、誰が被害者（サレる側）で、誰が加害者（シタ側）であるかを明確にするために使われています。

サレ夫のセルフチェックリスト

自分が妻に不倫されているサレ夫であるかもと不安になった場合、以下のようなリストをチェックしてみましょう。

それぞれのチェックポイントについて解説します。

妻の行動に変化があった

妻の行動に変化があった場合、他の男性と不倫している可能性があります。主に以下のような変化があったかを確認してみましょう。

外出が増えた、帰宅時間が遅くなった

以前よりも妻の外出が増えたり、帰宅時間が不自然に遅くなることが多くなっている場合、不倫の可能性が疑われます。友人との付き合いや残業など、明確な理由がないにもかかわらず、外出が増える傾向が見られる場合は注意が必要です。特に、これまであまりなかった夜間の外出が増えた場合は、警戒した方が良いでしょう。

スマホを肌身離さず持ち歩くようになった

リビングに置きっぱなしだったスマートフォンを、常に持ち歩くようになったり、画面を下にして置くことが増えていることも注意点です。メッセージのやり取りを隠すような行動は、何か秘密がある可能性を示唆します。お風呂やトイレにも持ち込むようになったら、さらにその疑いは強まります。

急にファッションやメイクに気を使い始めた

不倫をしていると、あまりファッションやメイクに興味がなかった妻が、急におしゃれに気を使い始めたり、新しい服や化粧品を購入する機会が増えているケースもあります。特定の相手を意識している可能性も考えられます。特に、普段の服装とは異なる雰囲気の服を選ぶようになった場合は、注意深く観察してみましょう。

お金の使い方が荒くなった、不明瞭な出費が増えた

妻のお金の使い方が荒くなった、どこで使ったのか分からない出費が増えたといった場合、不倫を疑ってみましょう。

不明瞭な出費や大量の出費は不倫相手とのデート代やプレゼント代に充てている可能性も否定できません。

休日出勤や出張が増えたと主張する

不倫をきっかけに以前は少なかった休日出勤や出張が急に増え、具体的な内容をあまり話したがらなくなることがあります。実際に仕事ではない場所で過ごしているケースも考えられます。出張先のお土産がなかったり、話の辻褄が合わなかったりする場合は、さらに疑わしいでしょう.

夫婦のコミュニケーションに変化があった

夫婦のコミュニケーションに以下のような変化があった場合も注意が必要です。

会話が減った、あるいは一方的になった

不倫をきっかけに夫婦の会話が減るもしくは一方的になるケースがあります。妻に話しかけてもそっけない態度を取る、予定を確認してもはぐらかされるといった場合、何かを隠している可能性があるでしょう。

性的な接触を避けるようになった

妻が不倫をしている場合、セックスレスに陥ることがあります。以前と異なり、妻が接触を避けている場合、他の異性との関係が疑われます。セックス以前にちょっとしたスキンシップを避けることもあります。

妻の趣味や嗜好に変化があった

妻の趣味や嗜好に変化があった場合、他の男性からの影響が疑われます。

例えば、好きな音楽や映画のジャンルが変わった、新しい趣味を始めたといった場合、他の男性に合わせようとしている可能性があるでしょう。

また、一緒に行ったことのない場所や店について、頻繁に話す場合、不倫相手とのデートで訪れた場所である可能性も考えられます。

サレ夫になりやすい男性の特徴

サレ夫になりやすい男性の特徴として以下が挙げられます。

自身が上記のような特徴に当てはまらないかを確認しましょう。

真面目で堅実な性格

真面目で責任感が強く、家庭や仕事に誠実に向き合う男性は、一見理想的な夫に見えます。しかし、堅実すぎる性格は日常の安定を優先しすぎて、刺激や新鮮さに欠けてしまいがちです。特に家庭内において、無難な会話やルーティン化した生活が続くと、妻は次第に物足りなさを感じることがあります。また、自分の意見を控えめにする傾向もあり、夫婦間のバランスが崩れる要因にもなります。

妻への感謝や愛情表現が不足している

毎日の生活の中で「ありがとう」や「大好きだよ」といった言葉を口にすることは、良好な夫婦関係の維持において重要です。感謝や愛情を言葉や態度で伝える機会が少ないと、妻は「自分が大切にされていない」と感じてしまいます。特に長年連れ添った夫婦では、あえて表現しなくても伝わっていると思い込みがちですが、女性は言葉や行動での確認を求めています。愛情の不足感は、第三者に心を向ける一因になりかねません。

仕事優先で家庭を顧みない

仕事に熱心な男性は社会的には評価されますが、家庭での時間や関心を後回しにしてしまう傾向があります。帰宅が遅く、休日も仕事のことで頭がいっぱいという状態が続くと、妻とのコミュニケーションが希薄になります。妻は孤独を感じ、自分の存在価値に疑問を持つようになる可能性があります。そうした心の隙間を埋めようと、外部の人間関係に依存してしまうリスクが高まるのです。

自己管理や見た目への意識が低い

結婚後に体型が崩れたり、服装や身だしなみに気を遣わなくなる男性は少なくありません。しかし、見た目に無頓着でいると、妻は夫に異性としての魅力を感じにくくなるでしょう。日常生活で清潔感やセンスが感じられないと、夫婦関係の温度も冷めがちです。一方で、妻が外で魅力的な人物に出会うと、無意識に比較しやすくなり、心の揺らぎが起こることがあります。

サレ夫が取るべき初期対応

万が一、妻が不倫をしていて自分がサレ夫になってしまった場合、以下のような対応を取りましょう。

感情的にならない

妻に不倫された場合、大切なのは感情の爆発を抑えることです。怒りや悲しみは自然な感情ですが、感情に任せた言動は問題を複雑にします。特に妻や第三者との対話では、冷静な態度が状況を有利に運ぶ鍵となります。深呼吸をして自分を落ち着かせる時間を持つことが望ましいです。

不倫の証拠を集める

妻の不倫が疑われるのであれば、確かな証拠を集めることが重要です。日記、LINEのやりとり、レシートや通話履歴など、証明力のある情報は後々役立ちます。探偵などの専門家に依頼するのも有効な手段です。証拠を感情的に突きつけるのではなく、法的手続きの土台として準備しておくと安心です。

なお、不倫の証拠を集める際は配偶者であっても法律に抵触しないように行動しましょう。例えば、情報収集しようと妻のSNSに無断でログインする行為は不正アクセス禁止法違反に抵触しかねません。（※1）

今後の方向性を冷静に検討する

証拠が揃った段階で、夫婦関係をどうしたいのかを整理します。離婚か修復か、一人で判断が難しい場合は、弁護士やカウンセラーに相談するのが賢明です。どの選択にもリスクとメリットがあるため、自分の人生にとって最良の道を見極める冷静さが求められます。

サレ夫が立ち直るための方法

妻に不倫されてしまったサレ夫が立ち直るためには、以下のような方法を試してみましょう。

信頼していた妻の不倫は大きなショックになりかねません。そのため、上記のような方法で立ち直りを試みましょう。

感情をノートに書き出す

配偶者の裏切りは精神的な衝撃が大きく、思考がまとまらなくなることもあります。そんなときは、自分の気持ちをノートに書き出してみましょう。悲しみや怒り、不安などの感情を言葉にすることで、気持ちが整理されていきます。頭の中で考えるだけでは、同じことを繰り返し思い続けてしまいがちですが、文章にすることで距離を置いて客観的に捉えられるようになります。

ノートに思ったままを書き続けると、自分の中にある本音にも気づけることがあります。継続するうちに、自分自身の成長や回復の兆しを実感できる瞬間も訪れるでしょう。

信頼できる友人や家族に話す

心の内を誰にも話せずに抱え続けると、精神的な重圧が大きくなります。信頼できる友人や家族に自分の状況や気持ちを打ち明けてみてください。話すことで感情が外に出て、気持ちが少し軽くなります。

また、第三者の言葉や反応が、自分にはなかった視点を与えてくれることもあります。ただし、批判的な意見を避け、共感的に受け止めてくれる人を選ぶことが大切です。

孤独を感じているときほど、身近な人との会話は支えになります。安心して話せる場が、心の回復において非常に重要な役割を果たします。

趣味や運動で気分転換を図る

気持ちが落ち込んでいるときこそ、体を動かしたり好きなことに取り組んだりする時間を意識的に持つと良いです。運動にはストレスを軽減する効果があり、ウォーキングや軽いストレッチだけでも気分が和らぎます。また、かつて夢中になっていた趣味を再開することで、前向きな気持ちを取り戻しやすくなります。

日常に小さな楽しみを取り入れることで、心のリズムが整い、少しずつ笑顔を取り戻せるでしょう。音楽や読書など静かな活動も、心を落ち着かせる手段として効果的です。

無理にポジティブになろうとしない

気持ちが落ち込んでいる場合、「早く元気にならなければ」と焦ってしまいがちですが、無理は禁物です。無理に前向きな気持ちになろうとすると、逆に心の負担が増すこともあります。ネガティブな感情は自然な反応であり、無理に押し殺す必要はないのです。まずはその感情を認め、自分に対して優しくなることが大切です。

落ち込んでいる自分を受け入れる姿勢が、長期的には立ち直る力につながります。時には何もしない時間を過ごすことも、心のリセットに役立ちます。感情と適切な距離を取りながら、少しずつ前に進んでいきましょう。

夫婦関係の再構築を目指す方法

妻が不倫されているものの、夫婦関係の再構築を目指すのであれば以下のような方法を試してみましょう。

夫婦カウンセリングの活用

夫婦間で問題が起きた際、第三者の客観的な意見は大きな助けになります。夫婦カウンセリングでは、互いの気持ちや考えを整理しながら、問題の本質を見つめ直すきっかけが得られます。感情が高ぶっている時期こそ、冷静な進行役がいることで対話がスムーズになります。カウンセラーのサポートによって、双方の誤解や不満が明らかになり、再構築への第一歩を踏み出しやすくなります。

特に、不倫という深刻な事案が絡む場合は、感情が複雑になりやすいため、専門家の介入が不可欠です。言葉にしにくい思いも、プロの導きがあれば安心して共有できます。

不倫の原因と向き合う

問題を解決するためには、不倫に至った背景を避けずに見つめ直す必要があります。相手を責めるだけでは本質的な改善にはつながりません。夫婦の関係性における溝や、日常生活の中でのすれ違いなど、原因を共有する姿勢が求められます。どちらか一方が我慢を強いられる関係ではなく、互いに責任を見出すことが前向きな再出発につながります。相手の話に耳を傾け、理解を深める努力も重要です。

また、原因が明確になることで、同じ過ちを繰り返さない意識も生まれます。問題点にしっかり向き合う姿勢は、信頼の再構築に不可欠です。

再発防止策を検討する

再構築を目指すのであれば、今後同じ問題が起きないように対策を考えることが必要です。具体的には、日々の会話を増やしたり、互いの気持ちを定期的に確認する習慣を取り入れたりすることが挙げられます。また、相手への関心を持ち続けることや感謝の気持ちを表すことも、関係を安定させるポイントになります。信頼を再び築くには時間がかかりますが、少しずつ歩み寄る姿勢が再発防止につながります。

さらに、家庭の役割分担やお金の使い方など、生活面でのルールを見直すことも有効です。日常生活の安定が心の安定にもつながるため、小さなことから話し合って改善していくことが重要です。

妻が不倫をしているなら慎重に証拠を集めよう

妻が不倫していて自分がサレ夫だと気づいたとき、感情的に問い詰めたくなる人もいるでしょう。しかし、確実な証拠がないまま行動すれば、逆に立場が不利になる恐れがあります。不倫の証明には、写真や通話履歴、SNSのやり取りなど客観的な証拠が必要です。また、証拠集めの際は法律に抵触しないよう細心の注意が求められます。

個人で証拠を集めるとなると時間がかかる恐れがあるため、専門家である探偵に相談してみましょう。アイヴィ・サービスでは不倫調査に対応しています。専門的な知識を持った調査員が調査するため、スムーズな証拠収集が可能です。