妻のホスト通いが発覚した際の4つの対処法や離婚・慰謝料請求方法を紹介

妻のホスト通いが発覚した際の4つの対処法や離婚・慰謝料請求方法を紹介
浮気調査

妻の帰りが遅くなった、よく夜に出かけるようになったといった場合、浮気ではなくホスト通いの可能性があるかもしれません。ホストクラブは多額のお金を使ってしまう可能性があるため、早めに妻のホスト通いを止めないと家計が圧迫される恐れがあります。

この記事では妻のホスト通いが発覚した際の対処法や離婚、慰謝料請求をする方法について紹介します。

目次

ホスト通いだけでは法律上は浮気・不倫にならない

ホスト通いだけでは法律上は浮気・不倫にならない

妻がホスト通いをしていたからといって、法律上は浮気・不倫としては扱われません

例えば妻がホストクラブに通い、ホストと一緒にお酒を飲んでいたとしても浮気や不倫としては認められないでしょう。

ホスト通いを浮気と判断する基準は「不貞行為」の有無

ホスト通いが法律上で浮気や不倫として扱われないのは、一般的なホストクラブであれば不貞行為が発生しないからです。法律上で浮気や不倫と判断するための材料が不貞行為の有無です。

不貞行為とは、既婚者がパートナー以外の人物と自らの意思で性的関係を結んだことを指します。民法では第770条で次のとおり、不貞行為があった場合に離婚の訴えを起こせることを定めています。

‟夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一 配偶者に不貞な行為があったとき。”

引用:民法|e-Gov法令検索

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089

そのため、ホスト通いをしているといっても不貞行為の事実が確認できなければ浮気や不倫としては認められないでしょう。

ホスト通いの妻に離婚や慰謝料請求できる3つのパターン

妻のホスト通いを理由に離婚や慰謝料を請求できるのは次のようなパターンです。

  • ホストと不貞行為があった
  • ホスト通いによる夫婦破綻・家庭崩壊
  • ホスト通いによる家計破綻

不貞行為があった場合、離婚や慰謝料請求できるのはもちろん、ホスト通いによって夫婦関係や家計が破綻、家庭が崩壊したケースであっても慰謝料は請求可能です。

ホストと不貞行為あった

ホストと不貞行為あった

ホストと不貞行為があった場合は妻との離婚、慰謝料請求が可能です。一般的に不貞行為は性的関係を指します。しかし、直接的な性的関係だけが不貞行為に当てはまるわけではありません。

性交類似行為として、性交渉に類似するような行為も不貞行為として認められるケースがあります。例えば、前戯や裸で抱き合うといった行為が性交類似行為に当てはまります。

ホスト通いによる夫婦破綻・家庭崩壊

妻のホスト通いによって夫婦関係が破綻、家庭が崩壊するケースも考えられるでしょう。

例えばホスト通いが原因で次のような状況になってしまうと、離婚や慰謝料を請求できる可能性があります。

  • ホスト通いが増えて帰宅しなくなった
  • ホスト通いが増えて家事や育児をしなくなった

民法では離婚を申し立てる条件として、不貞行為以外にも以下を挙げています。

  • 配偶者から悪意で遺棄されたとき
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

妻のホスト通いによる夫婦関係の破綻、家庭の崩壊が、上記に当てはまると判断された場合は離婚、慰謝料の請求が可能です。

ホスト通いによる家計破綻

ホスト通いによる家計破綻

ホストクラブに通うと多額の代金を支払う可能性があります。そのため、妻のホスト通いが原因で家計が破綻してしまうかもしれません。

例えば妻に生活費として渡したお金や、2人で貯めたお金をホストにつぎ込まれた場合は、離婚や慰謝料を請求できる可能性があります。ホストクラブの多くは売掛(ツケ)制度を導入しています。

売掛が利用できる店舗の場合、妻がホストクラブに通いつめるにつれて売掛金が膨れ上がっていってしまいます。売掛は借金であるため、妻がホストクラブの売掛金を増やすことで家計や家庭の破綻につながりかねません。

ホストにハマりやすい妻の7つの特徴

既婚者女性のホスト通いは離婚や慰謝料請求につながりかねないリスクをはらんでいます。それにも関わらずホスト通いを続けてしまうのは何故でしょうか。

リスクの判断ができずホストにハマってしまう人の特徴として、以下の例が挙げられます。

  • 夫婦関係において寂しさを感じている
  • 依存してしまう体質である
  • 男性経験が少ない
  • 負けず嫌い
  • 男性に尽くしてしまう
  • 押しに弱い
  • お金に余裕がある

夫婦関係において寂しさを感じている

夫婦関係において寂しさを感じている

妻が夫婦関係において寂しさを感じている場合、ホストにハマってしまうかもしれません。

例えば夫から女性として扱ってもらえていない、夫婦の会話が少ないといった理由で寂しさを感じているケースが挙げられます。

ホストクラブであればホストが女性として扱ってくれるうえに、会話も楽しめます。

そのため、何度もホストクラブに通って寂しさを紛らわせようとしてしまいます。

依存してしまう体質である

ホストクラブに通うにはある程度のお金が必要です。そのため、冷静な状態であればホスト通いをセーブできるでしょう。

しかし、何かに依存してしまう体質の人は、冷静に考えられなくなりホスト通いを繰り返してしまいます。なかには、夫婦で貯金したお金を使ってまでホストクラブに通ってしまう人もいます。

男性経験が少ない

ホストクラブに通えば、ホストから甘い言葉をかけてもらえるでしょう。このようなホストによる営業トークであっても、男性経験が少ない女性は真に受けてしまうかもしれません。

男性からの甘い言葉に舞い上がってしまい、何度もホストクラブに通ってしまう可能性があります。

負けず嫌い

負けず嫌い

ホストクラブでは指名制度を導入しているのが一般的です。

ホストクラブに通う女性のなかには、自分のお気に入りのホストを指名して売上に貢献しようとする人もいます。負けず嫌いな性格だと、お気に入りのホストが他のホストに負けないようにと、多額のお金を使ってしまうかもしれません。

また、他の客とお気に入りのホストが被っている場合、自分が一番お金を使おうと張り合ってしまう可能性もあります。最も売上に貢献している客はエースとして特別扱いされるため、負けず嫌いな性格だと、お気に入りのホストにお金をつぎ込んでしまいかねません。

男性に尽くしてしまう

自分のお気に入りのホストを店で一番にしたいという考えは、男性に尽くしてしまう女性にも見受けられます。

なんとかしてホストを支えたいという考えから、多額のお金を使ってしまう可能性があります。

押しに弱い

男性からの押しに弱い人もホストにハマってしまう可能性があります。たまたま入店したホストクラブでホストから次回の来店を懇願された場合、押しに弱いと断れないかもしれません。

また、ホストから高額なシャンパンのオーダーを要求された際も断れずに注文してしまう恐れがあります。

お金に余裕がある

お金に余裕がある

ホストクラブに通うには多額のお金が必要です。そのため、お金に余裕がある女性がハマってしまうかもしれません。

例えば共働きをしている妻であれば、自らの収入を自由に使えるでしょう。しかし、ホストクラブでは月に何十万も使ってしまうこともあります。そのため、お金に余裕があるからといってホスト通いで家計が破綻しないわけではありません。

収入がある女性であっても、お金の工面に困ってしまい、夫婦のお金に手を出してしまう可能性があります。

妻のホスト通いが発覚した際の対処法

妻のホスト通いが発覚した際は次のような対処法をとってみましょう。

  • 夫婦間のコミュニケーションを増やす
  • 夫がお金の管理をする
  • カウンセリング・治療を受ける
  • 慰謝料を請求して離婚する

妻がなぜホスト通いをしてしまっているかの原因によってとるべき対処が異なります。

例えば夫婦のコミュニケーション不足が原因と考えられるのであれば、二人の会話を増やしてみましょう。

夫婦間のコミュニケーションを増やす

夫婦間のコミュニケーションを増やす

夫婦間のコミュニケーションが減ってしまっていることがホスト通いの原因であれば、コミュニケーションを増やすことが大切です。

例えば生活リズムが合っていないことでコミュニケーションがなく、妻が寂しさを感じてしまっている可能性があります。

このような場合であれば休日を合わせるなどして、積極的にコミュニケーションを増やしていきましょう。

夫がお金の管理をする

妻のホスト通いが発覚した場合は、夫がお金を管理するのがおすすめです。 お金の管理を妻に任せてしまうと、ホストにつぎ込まれてしまいかねません。また、お金だけでなくクレジットカードも夫が管理するようにしましょう。

しかし、妻が借金をしてしまうかもしれません。消費者金融のなかには専業主婦であっても利用できるものもあります

妻がホスト通いをするために借金してしまわないように、貸付自粛制度を活用してみましょう。

貸付自粛制度とはギャンブル依存症や浪費癖などを理由に貸付を自粛する制度です。

貸付自粛制度は原則本人のみが申請可能ですが、本人の所在が不明の場合であれば配偶者でも申請できます。(※1

(※1)日本貸金業協会:貸付自粛申告

https://www.j-fsa.or.jp/personal/trouble/way/

カウンセリング・治療を受ける

カウンセリング・治療を受ける

ホストクラブ通いが深刻な場合、依存症の専門であるクリニックによるカウンセリング、治療を受けさせましょう。

依存が疑われるほどの場合、本人自らがカウンセリング、治療を受けようとする可能性は低い傾向にあります。

そのため夫や家族がサポートして、妻のホスト通いを止めるようにしましょう。

慰謝料を請求して離婚する

妻がホストと不貞行為に及んでいる、もしくはホスト通いで家計や家庭が破綻してしまっているのであれば、離婚をするという方法も対処のひとつです。

離婚だけでなく妻に慰謝料を請求することも可能です。

慰謝料は妻に対して請求できるだけではありません。離婚の原因となったホストに対しても請求可能です。

もし、妻に離婚を切り出せないのであれば、ホストのみに慰謝料を請求すればホスト通いを止めさせることもできるかもしれません。

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妻のホスト通いによる浮気問題で離婚・慰謝料請求する方法

妻のホスト通いによる浮気問題で離婚・慰謝料請求する方法

妻のホスト通いを理由に離婚、慰謝料請求をする場合、協議や調停・裁判を経る必要があります。

どのように対象する場合であっても証拠を集めることが大切です。

証拠集めをする

証拠集めではどのような証拠を集めるかが重要です。例えばホストと一緒に歩いている写真では、離婚、慰謝料請求の証拠とはなり得ません。

離婚や慰謝料を請求するための証拠として次のような写真が挙げられます。

  • ホストとラブホテルに入室~退室した写真
  • ホストクラブの名刺
  • ホストクラブの会員カード
  • ホストクラブの領収書

特に不貞行為を裏付けるためには、ホストとラブホテルに入室~退室している写真が欠かせません。

なお、証拠を集める前に妻を問い詰めるのは避けましょう。準備が整う前に問い詰めてしまうと、証拠を隠滅されてしまうかもしれません。

協議による離婚・慰謝料請求する

夫婦で話し合い、それぞれ納得したうえで離婚するのが協議離婚です。日本では協議離婚が一般的で、2020年に成立した離婚では約9割を占めています。(※2

協議離婚は夫婦で2人で進められるため、不要な出費は発生しません。しかし、協議離婚は互いに感情的になってしまい、どちらかが離婚を認めないといった可能性があります。

また、慰謝料請求がないがしろにされてしまうケースも考えられるでしょう。

協議離婚で慰謝料を請求した場合は公正証書として書面化することが大切です。

協議離婚であっても証拠は大切です。証拠を見せることで妻が離婚に納得してくれる可能性があります。

協議離婚で妻に証拠を見せる際は、何を見せるか注意しましょう。

協議離婚で納得が得られなかった場合、調停や裁判に発展します。協議の時点で効力の強い証拠を見せてしまうと、調停、裁判当日に証拠に対しての言い訳を考えられてしまうかもしれません。

(※2)厚生労働省:令和4年度「離婚に関する統計」の概況人口動態統計特殊報告

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon22/dl/gaikyo.pdf P4

調停・裁判で離婚・慰謝料請求する

離婚協議で進展がなければ、調停や裁判に進みます。離婚の調停、裁判では不貞行為があったかどうかが大きなポイントになります。不貞行為が客観的に認められない場合は離婚することはできません。

そのため、ホストとの不貞行為が認められる決定的な証拠を押さえるようにしましょう。具体的には次のような証拠を集めるのが大切です。

  • ホストと妻の性行為やそれに近しい行為の画像や動画
  • ホストと妻がラブホテルに出入りする画像や動画
  • ホストと妻の性行為を思わせるメールやメッセージ
  • ホストと妻が性行為をしたことがわかる通話の録音

証拠はひとつだけではなく、複数集めておくことで不貞行為を裏付けられる可能性がより高まります。

また、先述のようにホスト通いによる離婚は不貞行為がなくても可能です。妻のホスト通いが原因で家庭が崩壊していれば婚姻を継続し難い重大な事由として離婚を申し立てることもできます。不貞行為はないものの、妻のホスト通いが原因で家庭が崩壊してしまっている場合は次のような情報を集めておきましょう。

  • 妻がホスト通いをした頻度や時間帯、期間
  • 妻がホスト通いにかけた金額とお金の出所
  • 妻がホスト通いを続けた結果、家庭や育児に与えた影響

妻がホスト通いをした頻度や時間帯、期間が多いほど重大と判断されます。妻がホスト通いにかけた金額も多いほど重大と判断されますが、どこからのお金かという点が重要です。夫婦共有の資産からホスト代を捻出していると、ホスト通いによる家庭崩壊が認められやすくなるでしょう。

ホスト通いによる浮気・不倫問題の証拠収集なら探偵への依頼がおすすめ

ホスト通いによる浮気・不倫問題の証拠収集なら探偵への依頼がおすすめ

妻がホストと不貞行為に及んでいることを示すには証拠が欠かせません。しかし、不貞行為の証拠はより詳細なものが求められるため、個人で集めるのは難しいでしょう。

個人で証拠を集めようとした場合、妻とホストに気付かれてしまう可能性もあります。妻やホストに気付かれずに決定的な証拠を集めるなら、探偵への依頼がおすすめです。

探偵であれば専門的なスキルを駆使して、妻やホストに気付かれずに不貞行為の決定的な証拠を押さえてくれるでしょう。また、探偵の調査後に提出される調査報告書は、適切な内容が記載されていれば不貞行為の証拠になりえます。

妻のホスト通いが発覚したら証拠を集めよう

妻がホスト通いをしているからといって、浮気と認められるわけではありません。妻がホストと不貞行為に及んでいるのであれば、浮気と判断され離婚や慰謝料の請求が可能です。

また、ホスト通いをし続けたことで家庭が崩壊している場合であっても離婚を申し立てることができます。妻がホストと不貞行為に及んでいることを証明するには証拠が必要です。不貞行為の証拠を未経験の人が集めるのは難しいでしょう。そのため、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。

アイヴィ・サービスは妻の浮気調査をサポートしています。尾行や張り込みなどの技術を用いてホストとの浮気の証拠を収集します。妻のホスト通いで悩んでいる、妻がホストと連絡をとっているという方は一度ご相談ください。

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